2017年11月29日
平成29年11月17日(金)、流通科学大学 人間社会学部 人間健康学科の岩崎 久志教授をお招きし、『民生委員・児童委員の活動とメンタルケア』というテーマでご講義いただきました。
これまでは、民生委員・児童委員として要支援者を支える研修が数多く開かれる傾向にありました。
しかしながら、日々の活動では深刻な相談や理不尽な要求を受けることもあり、支援者自身のセルフマネジメント技術を身に付けることが欠かせない状況にありました。
今回の研修では、支えられる側と支える側、両方のメンタルケアを学ぶことで、実践的で有意義な時間を過ごすことができたと思います。
岩崎教授は心理学のスペシャリストということもあり、講義後には会場からたくさんの質問が出ました。
事務局からも、『堂々巡りで同じことを何度も話される方とどう向き合えば良いか』ということを質問いたしました。
その回答として、『話されている方も自分の言いたいことが伝わっていないのが辛いので、早く核心に触れてあげることが大切』ということをおっしゃっていただきました。
この他にも、今までと違った視点で物事を考える気付きをたくさんいただくことができました。
後半は、それぞれ経験年数や地区の違った方達とグループワークで交流しました。
新任の方から、20年以上委員として活動されているベテランの方までご参加いただき、積極的な意見交換をすることができました。
西区の民生委員・児童委員として志しをひとつにするきっかけづくりになったと思います。