2017年9月28日
前回の「交通弱者の移送支援について考える」というテーマを継続し、今回はタクシーの有効な活用について協議しました。
第4回の協議体を経て、ふれあい給食会へ送迎する事業所が増えたり、唯一のスーパーが無くなってしまった地区で移動販売が始まるなどの成果を得ることができました。
しかしながら、住民による移送支援については、法律や自動車保険などの課題もあるとともに、住民同士の支え合いや事業所の支援だけでは住民ニーズには応えることができないとの意見が寄せられました。
実際に、ふれあい給食会への送迎を行う事業所には、「ついでに買い物に寄って欲しい」との要望も寄せられていますが、応えることができない状況です。
そこで、今回は兵庫県タクシー協会の吉川会長をオブザーバーとしてお招きし、身近なタクシーをより有効に活用することで、支え合いの仕組みづくりができないかを考えていきました。
どういった取り組みをしていくのか、を決めるには至りませんでしたが、コミュニティバスの導入を検討されている地域を中心に、様々なご意見やアイディアが出されました。
区内の地域ケア会議では、認知症の症状が出ても尚、運転されている方がいらっしゃると報告されています。今後は、この協議体をきっかけに、地域ケア会議で具体的な仕組みづくりができれば・・・と思います。