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2017年9月25日

玉津地区4ふれまち協議会 合同防災訓練 JICA(国際協力機構)研修生も参加

平成29年9月24日(日) 午前10時より、西区玉津地区の4つのふれあいのまちづくり協議会(玉津・出合・枝吉・高津橋)による合同防災訓練が、高津橋小学校で実施されました。

「災害時一人も見逃さない運動」の西区のモデル地区である玉津地区では、自助・共助の充実に向け、自身の安全確保と同時に周囲の救援を行う「全員がお助け隊」を共通のスローガンに、毎年この時期に合同で訓練を実施しています。

搬送訓練、水のう(土のうの代用となるもの)づくり訓練、消化器訓練、全員参加によるバケツリレー、小型動力ポンプの放水訓練、炊き出し訓練といった災害発生時に被害を最小限に食い止めるべく体験型訓練をはじめ、地震体験車「ゆれるん」による地震体験コーナーも設けられていました。

    

  

また今回は、JICA関西(国際協力機構関西国際センター)から7ヵ国9名の研修生(アフガニスタン・ブータン・ブルンジ・ジャマイカ・ミャンマー・ペルー・スリナム)も参加し、住民の皆さんと訓練をともにしました。
この研修は、各国におけるコミュニティ防災力の向上のため、神戸市消防局が協力し、阪神・淡路大震災の教訓から生まれた神戸市独自の取組みである「防災福祉コミュニティ」の概念及び活動を世界7カ国に発信するために実施されているもので、防災福祉コミュニティなど地域の協力をいただきながら実施されているものです。
担架がない時に毛布を代用する搬送訓練を体験したペルーからの研修生は、「帰国したら多くの人に伝えたい」と感想を話されていました。

次年度は、枝吉地区ふれあいのまちづくり協議会を担当に実施される予定です。

 

※「防災福祉コミュニティ」とは、普段から住民、事業所、行政が協力し助け合いの絆を築き、安全で(防災)、安心して(福祉)暮らせるまちづくりを目指して、福祉活動や防災活動に積極的に取り組むコミュニティをいいます。日ごろから助け合う活動が定着することで、災害時に住民・事業所等地域ぐるみの活動が期待できます。