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2015年1月19日

小児がんなどで毛髪を失った子どもたちへの支援(毛髪の寄付)

西区白水にある「美容室レーヴヘアーシエル」店長・山口孝博 さんより、投稿をいただきました。

美容院レーヴヘアーシエルでは、未来を築く子どもたちのために、「ヘアードネーション」というプロジェクトに参加しました。
ヘアドネーションとは、「髪の毛を寄付する」活動のことで、海外では盛んに行われています。

 小児がんなどの治療過程や先天性の脱毛症、不慮の事故、その他さまざまな理由により髪を失ってしまった子どもたちに髪の毛を寄付して、それをウィッグにして、無償で提供する制度です。

私は、小さい子どもがいる一児の父親でもあり、美容室をしています。

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美容師ならではの社会貢献は何があるかと思っていたところ、このヘアードネーション制度を奈良、愛媛の美容師さんに教えてもらいました。

NPO法人 JAPAN HAIR DONATION & CHARITYという団体の「JHDACジャーダック」賛同美容室として協力しています。

同団体では、寄付で寄せられた髪の毛をもとに、100%人毛で作られた”医療用ウィッグ”を小児用にフルオーダーし、無償で提供しています。
小児用の医療用ウィッグは選択肢が少なく、化繊やアクリルなどで作られている物が多いのが実状で、当美容室で取り扱っているウィッグには、子ども用の人毛ウィッグはありませんでした。

人毛ウィッグは、その名のとおり人毛を使っているので、自然なツヤがあり違和感がありません。
しかし、価格は十万円前後とかなり高額になってしまいます。

せっかく頑張って病気やケガを克服しても、髪のことで、悩んでしまい、今度は精神的な問題を抱えてしまうという、悪循環に陥ってしまいます。

そんなお子さんたちの生活や笑顔、人権を守ることのお手伝いを髪の寄付という形でお手伝いします。
但し、カットした「髪の長さが31センチ以上」必要です。

そんな長い髪を切る方ばかりではないので、募金という形でも、ヘアードネーションに参加できます。
(参照) 読売新聞の医療サイト yomiDr 掲載記事

まだまだウィッグは足りない状況です。
また、神戸市西区内の賛同美容室は、私が把握する範囲ですが、当美容院しかないのが実状です。
また、兵庫県下でも賛同美容室は7軒しかなく、もっとみなさんに協力してもらいたいのです。

子どもたちが下を向いて笑顔を忘れて立ち止まることがないように、広く県民に紹介していただきたく、皆さまのご協力をお願いいたします。

レーヴヘアーシエルのブログでも、紹介しています。

 

 <連絡先>
レーヴヘアーシエル  山口 孝博
〒651-2129  神戸市西区白水2-18-59

e-mail :  fsbsfopressjyukusk@yahoo.co.jp
Tel 078-920-8301