2019年12月5日
令和元年11月22日(金)、ボランティア交流会「なないろの集い」を開催いたしました。
ボランティアによる実行委員が、企画・運営を行うボランティア交流会「なないろの集い」も、今年で5回目となりました。
今年度は、3部構成で開催し、第1部は障がい当事者の話を聴く、第2部はヴァイオリンとピアノアンサンブル、第3部はボランティア同士の交流タイムです。
実行委員でもある、男組1号の峯苫さん、さつきの福嶋さんの司会進行で、交流会がはじまりました。
第1部:講演「限りない今を大切に生きる」 野橋順子氏(NPO法人生活支援研究会 理事長)
野橋さんは、1,000グラムの未熟児として産まれ、一歳の頃に脳性麻痺の障がいがあると診断されてから、現在に至るまでの体験談をお話しされました。
幼少期の訓練が辛かった事、家族や友達との関わりや、普通校に通っていた頃の話、親からの自立…
障がいを抱え大変な事もたくさんあった中で、いろいろな人の協力を得て、生活してこれたと、明るくお話ししてくださいました。
参加されているボランティアの皆さまへは、障がいがある為いろいろと支援してくださる事を感謝していますが、自身で出来る事もあるので時にはお断りする事もあります。その時はお気を悪くしないでください、そして、介助者と行動している場合は介助者に話かけるのではなく、私に話しかけてくださいと、率直な気持ちをお話ししてくださいました。
第2部:ヴァイオリンとピアノアンサンブル 福嶋令奈氏(宝塚歌劇オーケストラヴァイオリン奏者)、黒田麻友氏(ピアノ、常磐会学園大学非常勤講師)
福嶋さん、黒田さんは、高齢者施設などで、ボランティア活動もしておられます。
クラッシックから耳なじみのある映画音楽など7曲演奏していただき、最後の曲は「見上げてごらん夜の星を」を参加者と一緒に歌いました。歌い終わると、会場からはアンコールの声が沸き起こり、もう1曲、ヨハネスブラームス作曲「ハンガリー舞曲第5番」を演奏していただき、癒しのひとときを過ごしました。
ボランティアさんからは、「久しぶりの生演奏に感動した」「演奏で癒された、明日からもボランティア活動頑張ります!!」などの感想をいただきました。
第3部:ボランティア交流TIME
グループに分かれて、活動のPRや、活動中のお困り事、相談など、今後の活動のヒントになる情報交換となり、どのテーブルも終わり時間を忘れるほど、話が盛り上がりました。
今回の交流会では100名を越えるボランティアの皆さまにご参加いただきました。それぞれ活動は違いますが「何かしたい」という思いはひとつで、改めてボランティアの皆さまのお力を実感いたしました。
講演してくださった野橋さん、素晴らしい演奏をしてくださった福嶋さん、黒田さんありがとうございました。
そして、8月より始動して合計6回の打合せを行い、皆さまに楽しんでいただける交流会の企画・運営をしてくださった実行委員会の皆さま、ありがとうございました。
交流会の様子は、J-COM TVのデイリーニュースでもとりあげられました。