2019年12月5日
令和元年10月24日(木)、手話講習会で特別講義が行われました。
手話講座のカリキュラムの中で手話についての一層の理解を深めていただくため、外部講師による特別講義をしていただいています。
基礎編では、NPO法人神戸ろうあ協会会長の小川知子氏より、手話の歴史を中心に、「手話と聴覚障がいに関する知識」をご講義していただきました。
明治11年に日本で最初の京都盲啞院(現京都府立ろう学院)が創立され、ろう児同士がコミュニケーションをとる為に手話が誕生しました。
かつては手話は言語としては認められず、多くのろう学校で手話が禁止されていた為、不便に感じながら生活をされていたとお話ししておられました。しかし、手話はなくならず、ろう者のコミュニケーション手段として脈々と受け継がれてきました。
現在は、ようやく手話が言語として位置づけられ、神戸市では「みんなの手話言語条例」も制定されました。
多くの健聴者に手話への理解を深めていただき、ろう者が生活し易い環境になればと心より願います。
来年度も手話講習会を開催する予定です。多くの方に聴覚障がいへの関心を持っていただいて、ご受講していただけるかたを、お待ちしています。